これってどうなの?

色々な事を気ままに書いています

藤田 和日郎 著「うしおととら」続きが楽しみで来週が待ちきれない漫画の一つでした

完結して20年近く経ってますが、その面白さは今なお色褪せず。


というか個人的に「朝太郎伝」といい、勇敢で心優しい快男児が痛快無比な活躍をするというジャンルが好きなだけかもしれないと今思いました。


勉強は苦手、スポーツは得意ながらも絵を描くことが好き(ただし下手)、正義感が強くて明るい中学生・潮が、自宅の蔵の地下に”獣の槍”で封印されていた妖を解放したことから物語が始まる。


”獣の槍”に選ばれた潮は多くの妖と戦って人や妖を助けるうちに、父母の代からの因縁やとらと名付けた妖との絆から、人間を滅ぼす為に復活しようとする最大の妖怪”白面の者”との戦いに巻き込まれて行くというお話です。


最初は「倒す」「喰ってやる」と反目し合ってた潮ととらが、最高のバディになっていくやり取りが最高。


とらが妖になってしまうまでの経緯や妻子を殺されて復讐を誓うヒョウ、潮の父・紫暮などなど、色んな重いものを背負って生きている男達の熱さや、潮の幼なじみの麻子と真由子をはじめとした少女達の健気さ、すべてを守ろうとして戦う潮ととらの男意気。

どこまでも王道を行く少年漫画です。


文庫版で全19巻、絶対先が読みたくて我慢できなくなりますから、休日前夜に夜更かしの準備を整えてから手を出すことをオススメします。