これってどうなの?

色々な事を気ままに書いています

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

セント・オブ・ウーマン アル・パチーノが渋すぎる

『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(米1992年)は気難しい盲目の退役軍人と、名門校の苦学生のふれあいを描いた物語。 とにかくとにかくアル・パチーノにつきます。 頑固でわがままで、大統領の顧問になったこともある有能な軍人でしたが、今は盲目で自分…

ゴッドファーザー名優達の共演と饗宴

『ゴッドファーザー』(米1972年)はニューヨークに君臨するマフィアのドンを描いた映画です。 古き良きイタリアの家族愛や同胞愛と、他者を排除していく冷徹さが両立している暗黒世界の話。 登場人物の数が半端ないです。 しかもそれぞれがかなり重い。 映…

ジュリア演技も映画も素晴らしかった

『ジュリア』(米1977年)は女の友情を描いた名作映画。 片方は小説家リリアン・ヘルマン、片方は大富豪の家に生まれながら反ナチスの闘士になったジュリア。 どちらも知性豊かで誇り高く、頑固で気性が激しい。 お互いをわかりあっている自立した2人の女性…

マキ ヒロチ 著「いつかティファニーで朝食を」朝食しばりじゃなくてもいいんじゃないかという気はする

恋人と別れて自立するOL・麻里子。「美味しいものを朝から食べる幸せ」を大事にして、高校時代からの仲良し4人組や仕事仲間、気になる男性と朝食をとりながら、それぞれの意識や生活に変化が始まる…まあ簡単に言うと「美味しい朝ご飯食べてたら一日頑張ろ…

穂積 著 「式の前日」淡々とした日常の裏で豊かに流れる感情

本屋で平積みされ、なんだかイチオシ!の扱いを受けていたので気になりました。短編集なのだけど、収録されてるすべての話が染みます。 人間の喜びや切なさ、言葉にはしない愛情といったものを描き出すのが上手い作家さんで、巷の口コミなどもそのあたりが絶…

羽海野 チカ 著「3月のライオン」中年と老人がとにかくかっこいい

将棋は得意だけど学校では友達のいない少年が、ある日自分以外の家族すべてを事故で失い、父の友人であるプロ棋士・幸田に引き取られる。 もう自分には将棋しかないと打ち込み、見事史上5人目の中学生プロとなるが、それゆえに幸田の実子達との軋轢が生まれ…

ふなっしーが漫画になったなっしー!!(ヒャッハーだよ♪ふなっしー)

少し古くて何だかすいません(笑)。 ヒャッハーだよ♪ふなっしーのタイトルで、コロコロコミックに登場。作者はまえだくん。 ふなっしーさんの評判に泥を塗らぬようにと、「でも、オチはばっちり」という意気込みで描いている。 まえだくんはコロコロコミック…

リオ・ブラボー西部劇のおもしろさを教えてくれた

『リオ・ブラボー』(米1959年)はハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演の西部劇です。 監督と主演を見れば、おもしろそうなのは確定事項ですね。 『真昼の決闘』(1952年)って映画がありまして、監督が社会派のフレッド・ジンネマンなんです。 な…

藤田 和日郎 著「うしおととら」続きが楽しみで来週が待ちきれない漫画の一つでした

完結して20年近く経ってますが、その面白さは今なお色褪せず。 というか個人的に「朝太郎伝」といい、勇敢で心優しい快男児が痛快無比な活躍をするというジャンルが好きなだけかもしれないと今思いました。 勉強は苦手、スポーツは得意ながらも絵を描くこと…

よしなが ふみ 著「きのう何食べた?」中年世代のレシピバイブル

40代なかばのゲイカップルが一月25,000円の食費でまかなう食生活漫画。一話だいたい16Pとして、料理中が4~5P、買い物や食べるところまで含めるとほぼ半分が一食についての描写で埋まっているという。 昨今流行のグルメ・料理漫画の中でこの作品が一線を画し…